人前で話すのが得意という人はなかなかいないのではないでしょうか。
誰でも、多くの人の前で話すのは緊張するし、とっても不安になりますよね。
成功する人は、話し方が上手な人が多いといわれます。つまり成功するためにはコミュニケーションの能力が不可欠なのですね。
このコミュニケーション能力、育った環境によってすでに高めの人もいるかもしれませんが、成功している人がみんな生まれつきこの能力が高かったというわけではありません。
むしろ、話し方を変えることによって、伝える力をつけていき、結果として成功しているといったほうが正しいのかもしれません。
そんな成功するための話し方について書かれているのが、元TV記者でニュース番組のアンカーを長年務めたビル・マクゴーワン著『成功する人の話し方』。ここから特に参考になると感じた3点をご紹介します。
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目次
どんな話のプロでも練習している
まず、生まれつき話の上手な人はいないということです。
話し上手として知られている人たちは、みんな努力し、練習してその成果を得てきているということ。これを知っていれば、あまり落ち込むこともないですね。
プレゼンで有名なスティーブ・ジョブズでも、大きなプレゼンの前には何十回も練習していたそうです。
またオバマ大統領もスピーチ上手で知られていますが、2012年の第1回大統領候補討論会でスピーチの練習を怠ってしまったために、その後の巻き返しが大変だったそうです。
ビル・クリントンも稀にみる話術者でありながら、やはり日ごろから努力と練習を続けているそうです。
もともと話すのが上手であって、どんなに世界的に認められた話の達人であっても、ぶっつけ本番では失敗するんですね。
プレゼンはエピソードや画像を中心に
プレゼンはシンプルに、伝える的を絞りましょう。
また話をするときは、エピソードを交えて話したほうが、よりメッセージが伝わり安くなります。
エピソードはイメージが膨らみやすく、聞き手が想像力を働かせてくれることで、積極的に話についてきてくれるようになるというプラス面もあります。
小難しい理論的な話よりも、たとえ話をされたほうが、ずっと理解しやすいし、記憶にも残りやすいですよね。
一説によると、事実をエピソードとして話すと記憶に22倍残りやすいそうです。
また文字で伝えるよりも画像を見せた場合、なんと6000倍も記憶に残りやすいそうです。
まさに論より証拠。百聞は一見に如かず。
スピーチではたとえ話を豊富に用意し、プレゼンでは特に画像やビデオなどのメディアを活用したいですね。
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人からどう思われているのか気にしすぎない
人前に出て話をしていると、聞き手の反応が気になりますよね。正面に立つと、聴衆の一人一人の顔がよく見え、その表情が見えやすくなります。ランチ後だと寝てしまっている人も目に入ってくるかもしれませんし、最近はスマホなどをいじる人もいるかもしれません。
聞いているほうはそうでもなくても、前に立って話している人はそれぞれの表情やしぐさがとてもよく見えてしまうので、そんな人たちがいると、話がおもしろくないのかな?
と不安になってきます。
著者からのメッセージは、人からどう思われているのか、気にしすぎるな!ということ。
著者自身、公演中にスマホばかりいじっている聴衆の一人がとても気になっていたところ、実はその人はスマホでメモを一生懸命とっていたのだということが判明した、というエピソードを披露しています。
もしあなたが話している途中にスマホをいじっている人がいても、きっとメモを取っているんだと考えて、それ以上はあまり気にしないようにしましょう。
まとめ
どんなに話の達人であっても、練習しないことには成功は難しい、ということが目に鱗でした。
生まれつきの達人はいない、ということは、だれでもちょっと気を付けたり、学んだりすることで成功者に近づけるということですよね。
ぜひ、堂々と自信にあふれたプレゼンで人の心をつかんで、成功者になっていきましょう!