夏の夜、寝室。
ウトウト・・・と、いい具合に眠りに落ちたその時!
・・・プ~~~~~~ン
もう何とも言いようのない怒りと脱力感と、絶望感に襲われる瞬間ですよね(笑)
もうこの瞬間から目は覚めるわ、またいつ飛んでくるか戦々恐々とするわで、気になって眠れなくなります。
この「夜、寝室に蚊がいる!」という状況。
私自身、先日またもやその状況に陥りました。なぜか、その時はなんと、蚊が4匹も
寝室にいたのです!!!
窓も開けていなかったのに、なぜそんなにいたのかいまだに不明です。
ともあれ、最終的には4匹とも見事に退治することができ、低限の眠りは確保することができたのでした!
さて、では、どうしたか?寝室の蚊退治には、いくつかの戦略が必要だということが、最近ようやくわかってきたのです(笑)
ここで、その戦略をご紹介しましょう。
と、その前にまず蚊の習性についてみてみましょう。
目次
そもそも蚊って?どんな習性をもっているのか?
日本でよく見る蚊は3種類
私たちがよく被害にあう原因の蚊は主に次の3種類です。
1)ヒトスジシマカ
2)アカイエカ
3)チカイエカ
特徴を順番に見ていきましょう。
1)ヒトスジシマカ
生息場所は主に野外。野山に遊びに行ったときやお墓参りで刺されたときの犯人がこの蚊です。
体は黒色で、足の関節が白いのが特徴です。
体長4.5㎜で、25~33℃くらいの気温だと活発になります。
この種類の蚊は、デング熱を媒介するので、要注意です!
2)アカイエカ
生息場所は主に屋内。家の中で刺されたら、だいたいこの蚊です。
赤茶色で、家の中に入ってくるのが大好きな蚊です。体長5.5㎜とアウトドア派のヒトスジシマカより少し大きめ。20~25℃で活発化します。
3)チカイエカ
その名のとおり生息場所は主に地下。建物の地下や地下水槽などで生き延びます。
外見はほとんどアカイエカと変わりません。
実は一年中活動するというしぶとい蚊なのです。冬に刺されたら、コイツです。15~20℃でも活動が活発なので、冬でも屋内なら問題なく生き延びるのです。
蚊の特徴
ではこの蚊、どのような習性があるのでしょう?
まず、血を吸うのは産卵をするメスのみ。なんと、自分体重の3倍の血を吸うというデータもあるくらいの肉食系なんです。
一方でオスはもっぱら花の蜜や果物の汁が主食のベジタリアン。とはいっても、夜に枕もとで「プ~ン」と来られると、迷惑なのは同じですよね。
次に、実は蚊は色の識別はできません。そのため、濃い色に寄ってくる習性があるので、外出する時には白っぽい服のほうがよいでしょう。
それから、臭いや二酸化炭素にも敏感で寄ってきます。
汗をかいた後などは、水で流すなどして清潔に保つことをお勧めします。
そうは言っても、気を付けていても寝室に入ってきてしまった蚊。それに気づいたら次のことを試してみてください。
<寝室の蚊を退治するための5つの戦略>
その1:とにかく空間を見よ!
まず、部屋の電気をつけるところから始まります。
そして明かりに目が慣れてきたら、じっと部屋の空間を眺めて動いている物がいないか、飛んでいる物がいないか、目を凝らします。
ときどき、飛んでいる蚊を見つけられる時があります。
その時は、ラッキーです。
なんとか見失わないようにして射程距離内に入ったら、打ち仕留めてしまいましょう。
どこかにとまるのを待つ、という手もあります。
ちなみに私は素手が素早く一番だと思っていますが、苦手な方はスプレーでもいいでしょう。
その2:とにかく壁・天井を探す
蚊は飛んでいないときは壁や天井で休んでいる場合が多いです。
また、急に電気をつけた場合、白い壁にとまるという傾向があります。
ですから、部屋が白い壁や天井の場合は、好都合。
怪しい黒い点がないか、それこそ目を皿のようにして、探してみましょう。
結構な確率で見つかります。
その3:その他、蚊がとまれそうな表面を探す
白い場所で見つからなければ、他に蚊がとまりそうな表面をくまなく探します。
私の部屋の場合は、木面の本棚や、カーテン、ガラスにいた場合もありました。とにかく蚊がとまりそうな場所を探してみましょう。
その4:カーテンなどを揺らしてみる
上記のようにカーテンにとまっていて見えない場合もありますので、カーテンや布団などを揺らしたり、動かしてみたりしましょう。
その5:目線を変えてみる
特にもう一度刺されてしまっている場合、蚊の体重は重たくなっているので、高いところを飛べません。
その場合は、低いところにとまっている可能性が大きいです。
ですから自分自身も姿勢を低くして、床に四つん這いとかになってでも探していきます。
(はたから見ると、かなり必死ですが、眠りにつくためです!仮に見られたとしても、見てないふりをしてもらいましょう 笑 )
私はこの戦略で仕留めたことが何回かあります(笑)
まとめ
コツはとにかく蚊がとまって休んでいそうなところを見つけることです。刺されてしまっている場合は、痒いですが、逆に好都合。低いことろにいるはずです。
もし、ここまでやっても見つからない、もしくは打ち損じる場合は、おとなしく蚊取り線香、もしくはその他の虫よけ剤といった武器の力を借りましょう。
最近は、1プッシュするだけでその成分が壁に着き、そこにとまった蚊を退治してくれるというものもありますので、ぜひ試してみてください。
健闘を祈ります!