今回は間違いやすい単語として considerable と considerate の違いを見ていきます。
TOEIC にも頻出の単語ですので、要注意ですね。
この二つ、同じ問題の中で選ばせるオプションとして出てくるケースが多いです。
どちらも形容詞ですし、とっても似ているので、どちらがどちらか?わからなくなってしまいます。
そこを出題者は狙っているわけですけど(笑)
テストでこの選択肢が出てきても迷わないように、コツを押さえてきっちり覚えてしまいましょう。
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目次
considerate と considerable の意味の違いは?
よく似ているしconsiderと関係あるのかな?と気づいたあなた。
正解です!(笑)
どちらとも動詞の「consider(考える)」から派生した言葉なんですね。
ですから意味も根底では共通しています。「考える」というのがキーワードで、そこから派生して意味が生まれているんです。
この二つ、両方とも形容詞なので、厄介なんですよね。
例えば次の例文があったとします。答えを(A)~(D)の中から選んでください。
Because he is very ( ? ) to the elderly people, he often offers his seats on the train.
(A) consider
(B) considerable
(C) considerate
(D) consideration
訳文:彼はとても高齢者に対して( ? )ので、電車でよく席を譲る。
“…he is very ( )…” となっていますから、( )内には彼のことを表す形容詞が入りますね。
(A) consider と (B) consideration はそれぞれ動詞と名詞なので、この時点では選択肢から外れます。
ここで残った選択肢のどちらかが形容詞でなければそれも外れて答えが導き出せるのですが、残念ながら(B) considerable と (C) considerate はどちらも形容詞なのですね。
ここで注目するのが語尾の違う部分。
(B) consider + able
(C) consider + ate
この違いが、意味の違いを生んでいます。
メインの言葉(この場合はconsider)の後につくので、正しくは接尾辞といいます。
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(B) consider + able = 考えられる範囲で → かなりの
接尾辞 “able” は “I am able to….(私は・・・することができる)” でも分かるように、可能性を表します。「~できる、~するに適する」ということですね。
ここから
consider + able
考える + できる
↓
考えられる
↓
考えられる範囲で相当の
↓
かなりの
という風に意味が広がっていったのだと考えましょう。
(C) consider + ate = 考えをめぐらす、思いやりのある
接尾辞 “ate” は「~する、~させる」という意味があります。
ここから
consider + ate
考える + する、させる
↓
考えることをさせる
↓
考えを及ばす
↓
思いやりのある
という風に意味ができていったのだと考えましょう。
覚え方のコツ
一瞬分かったと思っても、すぐに忘れるんだよな~という人。
覚え方のコツとしては、例文を一つ覚えておくと便利です。
長い文章でなくていいので、せめてセットで覚えられる短いものを頭にインプットしておきます。
例えば、
considerate service (思いやりのあるサービス)
considerable amount of money(大量のお金、大金)
この2つをセットにして覚えておきます。
そうやって、脳に considerate は service とペアなんだと叩き込んでおくと、自然とサービス → 思いやり とつながって正しい意味を導き出してくれます。そうすると、例えば amount が出てきたときにconsiderateは合わない、とわかるようになります。
あれ?とわからなくなった時にこの組み合わせを思い出せば、間違えることもなくなります。
まとめ
上の二つのセットをぜひ覚えておきましょう。
そもそもこれを忘れると、またこんがらがる可能性が高くなります。(笑)
何回か口に出すことで、自然と唇が慣れていきますので、何かのついでにもごもごと唱えていきましょう。
一旦慣れてしまえば、迷うこともなくなりますよ!