最近ドラマなどの舞台にもなっている瀬戸内地域を代表する町、尾道。
時がゆったり流れる情緒あふれる町、尾道で始まった秋のお祭りに灯りまつりがあります。
目の前に広がる海とすぐ後ろにある山のふもとに並び立つ寺院の数々。それらを結び付けるぼんぼりの灯りがなんとも幻想的なお祭りです。
どんなお祭りなのか?調べてみました。
目次
灯りまつりとは?
尾道の灯りまつりは今年で13回目。
お祭りとしての歴史は長くないですが、尾道の昔の姿を思い出し、この町の歴史的な背景を再認識しようという目的で始められました。
尾道の始まりは1169年。平安時代ですね。
それ以降、瀬戸内の穏やかな港町として発展してきました。
海岸線のすぐそばには尾道三山と呼ばれる3つの山があり、海沿いから山のふもとにかけてその狭い土地に、次々とお寺が建てられていきました。夜、海沿いには灯りがともされ、その灯りはそれぞれのお寺まで続く参道も照らしていたそうです。その昔、夜に入港する帆船はその海辺から山に沿って続く灯りを頼りにしながら港へ入ってきました。
現代の灯りは小中学生の手作り
この雰囲気を現代に再現しようと13年前に始まったのが灯りまつり。
昔は燈明でしたが、現代で尾道を照らすのは地元の小中学生がつくるぼんぼり。
こどもたちが自分たちの願いや将来の夢を描いたぼんぼりを手作りし、それらが参道や海沿いに並べられます。
その数、約3万個!!!
ろうそくで灯されるぼんぼりは、街灯とはまた一味違った柔らかい光なので
幻想的な雰囲気になること間違いなし。見ているだけでリラックス効果もありますし、デートにも最高の雰囲気ですね。
【日程】
2016年10月8日(土)
18:00~21:00
雨天の場合:
2016年10月9日(日)
18:00~21:00
【見どころスポット】
お寺
中心になるのはお寺。
尾道には25のお寺があり、灯りまつりのぼんぼりライトアップはお寺を中心に行われます。
これを機会に暖かい灯りに照らされる夜のお寺を訪ねてみてはいかがでしょうか?
参加予定のお寺は以下です。
・済法寺(さいほうじ)
・持光寺(じこうじ)
・海福寺(かいふくじ)
・光明寺(こうみょうじ)
・宝土寺(ほうどじ)
・千光寺(せんこうじ)
・天寧寺(てんねいじ)
・妙宣寺(みょうせんじ)
・正授院(しょうじゅいん)
・善勝寺(ぜんしょうじ)
・大山寺(たいさんじ)
・西國寺(さいこくじ)
・正念寺(しょうねんじ)
・西郷寺(さいごうじ)
・浄土寺(じょうどじ)
・海龍寺(かいりゅうじ)
その他のスポット
・しまなみ交流館前
・JR尾道駅前湾岸緑地
・ゆとりの広場
・尾道商議所記念館
・れんが坂
・向井島兼吉地区
・尾道市立美術館
・ハッピークボ
・尾道本通り
・爽籟軒庭園
・尾道中央ビジターバース
・市立中央図書館
・千光寺山ロープウェイ山頂駅
【イチオシ デートスポット】千光寺山
千光寺山ロープウェイに乗って到着する先が千光寺公園。ここからは尾道の街並みを一望することができます。
ふもとから山の上までのロープウェイの所要時間は約3分。15分ごとに出ています。
普段の営業時間は17:15までなので、主に昼間の景色しか見られないのですが、なんと!灯りまつりの時には特別に夜間営業されます!
尾道の夜景を一望することができるチャンスですね。
ぼんぼりの優しい灯りに包まれた特別な尾道の夜景を楽しむ。デートコースとしても最高です。
【住所】
広島県尾道市東土堂町20-1
【料金】
片道:大人320円 こども160円
往復:大人500円 こども250円
【運行時間】
所要時間:3分
15分毎(00分、15分、30分、45分)
最終便:22:00
まとめ
お寺の多い尾道ですがそれぞれのお寺の参道がぼんぼりで照らされるとなると、どれほど幻想的な雰囲気になることかは想像できますね。
涼しくなってきた夕べに特別な雰囲気になる尾道を体験してみるのはいかがでしょうか?