韓国の男子5人組アイドルグループBIGBANG。
11月5日と6日に東京ドームでツアーを行いました。
今年でデビュー10周年の節目ですが、最年長メンバーT.O.P(29歳)が年明けにも兵役に就くことを決めているため、5人そろっての活動はしばらく見られなくなりそうです。
日本にいると忘れがちですが、韓国は徴兵制度が課されている国。
男子だけに義務付けられているこの徴兵制度はアイドル活動をする韓国の男の子たちにとって大きな境目となります。
韓国の徴兵制度と兵役から復帰したアイドルはいるのか?ということについて、調べてみました。
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目次
韓国の徴兵制度
韓国には徴兵制度があります。
日本にはすでにない制度ですが、韓国の場合お隣の北朝鮮との関係上、すぐにはなくならない制度でしょう。
ざっと挙げると以下のような特徴があります。
・男子にのみ課せられる義務
・18歳~19歳の間に徴兵検査を受け、兵役の判定を受ける
・判定は7段階。
1~3級は「現役」として服務、4級は「補充役、公益勤務」、5級は免除だが有事時に出動、6級は身体異常による兵役免除、7級は再検査対象者
・1~4級の対象者は30歳までに入隊しなければならない
・入隊する時期は自分で選べる
・期間は2年間
20代での2年間は大きいですよね。
ですから一般韓国人男性の大体が高校卒業後すぐや、大学在学中に休学して20歳前半の時点で兵役につきます。
兵役が芸能界活動の大きなターニングポイントとなる
ただ韓流スターとなると、10代や20代前半で芸能界に入ってその後訓練を重ねるので、人気が出てくるごろにちょうど兵役に行かなくてはならなくなります。
そこで兵役に行くと2年間ブランクが空きます。
2年間というのは大きいもので、その間にファンが離れてしまったり、何よりももっと若い有力なスターたちが出てくるので、どうしても人気を保てなくなってしまいます。
ですから韓流スターの場合、人気が出てきたら目いっぱい仕事に邁進してそのままギリギリまで兵役を延ばし、29歳で入隊するというケースが多いのですね。
ただ29歳で入隊すると社会に戻ってくるのは31歳。
けっしてアイドルのように若さでは勝負できなくなります。
こうやって特にアイドルグループなどの数々の韓流スターが兵役を機に消えてしまう・・・というのが韓国芸能界の現状なのです。
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復帰したスターもいる
そうはいっても、兵役から見事にカムバックを果たしたスターたちもいます。
ウォンビン
端正な顔立ちで青春スターとなったウォンビン。
日韓合作ドラマ「フレンズ」でも話題になり、日本での人気もすごかった彼も2005年に入隊。
除隊後は以前と全く違ったスタンスを築くことで復帰を果たしました。
青年から大人の男へと変身を遂げたことで、評価を得ることとなりました。
SUPER JUNIOR
SUPER JUNIORは13人組の男性アイドルグループ。
メンバーの入隊と除隊を繰り返しながら、これまで10年以上の活動を築いてきています。
もともと13人組のメンバーですが、現在はシンドン、ソンミン、ウニョク、ドンヘ、シウォン、リョウクが入隊しており、中国で活動しているハンギョンや俳優活動に専念しているキボムを除いて5人で活動中。
兵役などのためにメンバーがそろっていることが逆にほとんどないグループですが、除隊から戻ってきたメンバーも活動しています。
まとめ
韓国芸能界で活躍するスターたちにとって大きな関門となる徴兵制度。
人気絶頂の時期に2年間活動を制限されるということを考えると、どの時期を選ぶのかというのも難しい選択ですよね。
すべての韓国男性にとって義務ということになると、いつかその時期が来るというわけで、アイドルグループ結成の際にはその年齢層も今後の活動のカギになっていきそうです。
SUPER JUNIORのように大人数で、年齢層に幅を持たせて入隊・除隊を繰り返しながら活動を続けていくというスタイルも必要になってきますね。
2年間の月日がたった後には社会の需要も変わってきます。
今回入隊を決めたBIGBANGのT.O.Pもその変わる需要に対応できるものをもって、2年後に戻ってきてもらいたいですね!